Neural coding in barrel cortex during whisker-guided locomotion|eLife(2015)
Nicholas James Sofroniew, Yurii A. Vlasov, Samuel Andrew Hires, Jeremy Freeman, Karel Svoboda
DOI: https://doi.org/10.7554/eLife.12559
マウスは暗い環境でヒゲを使って周囲を探索し、Barrel cortexで触覚(tactile sensation)を処理する。
ヒゲ(Whisker)が物体に触れると、基部のニューロンが電気信号を発し、バレル皮質へ伝達される。
VRで壁との接触を再現し、バレル皮質の神経活動を精密に測定した結果、ニューロンは運動や壁との距離に関する情報を符号化していた。
一部のニューロンは特定の距離でのみ活性化し、複数のヒゲからの情報を統合して物体の形や位置を把握していると考えられる。
光遺伝学(Optgenetics)によって特定のニューロンを人工的に活性化すると、実際に壁がなくてもマウスは“幻の”通路に沿って行動した。
これらの結果は、マウスが触覚を使ってナビゲートするためのバレル皮質における神経コードの仕組みを明らかにした。